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三本の指に入るぐらいの友人だ、と言われた。ぐだぐだに酔っ払っていたけれど、それは本心として受け取っていいのかい?
わたしは彼に認められさえしていれば、どうでもいいんだ。あとのことなんか何も知らない。彼が生きてわたしに電話を掛けて、ただそれだけでいい。恋人になりたいとは思わない。いつでもどこでもそばにいたいとも思わない。そういうのはたぶん、わたしの役目じゃないから。
えっちしたら終わりだよってわかってる、お互いに。だから触れない。でもわたしは彼を、撫でてあげたい。
ライフパートナーだって言われて、嬉しかった。あんたが幸せになるなら、わたしは何だってするよ。わたしはわたしの世界でも、あんたを主役にしてあげる。