父が亡くなってから、ひと月ほど経った。 いろんな事情があって陸続きではないところで人生の後半を送っていた父は、そこで最期を迎えた。母に自宅での看取りをお願いしていたので、母は父が亡くなるふた月ほど前から通いで世話をしていた、らしい。 わたし…
夜中に一人で起きていると、世界中でわたしだけがひとりきり、という気持ちになるのはやはり変わらないので、今日もひとりきりの気持ちである。物理的にそばにいることこそが大切だと思えたのは、とりあえず見せかけの安心感で満足していたからなんだろう。…
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