忘れていた。ストレスに弱いことを忘れていた。 腕がぼろぼろだ。夏になるのに、袖を捲れない。でもこのぐらいならすぐ消えることも知ってる。 薬を飲んですぐに寝よう。早く帰りたい。 誰かに気付かれたくて、でも気付かれない。
きっかけはあまりにも簡単だった。 爪をきちんとしている人のほうがいいよね、と話していた。わたしは彼と付き合うようになってからいつの間にか爪を噛まなくなっていて、飾れるようになった。仕事でも特に何か言われることもない。だって上司がやってるぐら…
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