三本の指に入るぐらいの友人だ、と言われた。ぐだぐだに酔っ払っていたけれど、それは本心として受け取っていいのかい? わたしは彼に認められさえしていれば、どうでもいいんだ。あとのことなんか何も知らない。彼が生きてわたしに電話を掛けて、ただそれだ…
薄い粘膜で全身を包まれているような、そんな感覚がずっと続いている。身動きはなかなか自由に取れなくて、いつものように手を挙げては空を掴むばかりだ。実態のない不安に惑わされながら、今日もあと6時間程度で終わりを迎える。 きみに言われたことはすべ…
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