とても大好きな友人と、まぁまぁ好きな友人と、わたし。の三人で、下北沢まで芝居を見にいってきた。一人は下北在住だから、商店街のほうから現れた。
偶然新宿駅前でエヴァの冊子を手に入れて、それを下北の友人に渡した。ついでに芝居見に行く? なんて流れになって、もともと約束していた夜中電話の彼と下北の友人とわたしの三人で、高校のOBさんの芝居。予想以上につまらなくて、連れてきたことを心底後悔した。わたしはいつも芝居を見るたびにまたやりたいなぁと思うけれど、あの高校時代に味わった苦しみと付き合える自信がないので、躊躇してしまう。怖いねぇ、人に見られることって。
帰りは下北うろうろして、水タバコの店を覗いたりホットドッグを食べたり古着を見たり。二人にとっては懐かしい場所ばかりだったらしい。夜中電話の彼は当時からずっと付き合っている彼女とシャボン玉をした場所だ、とか言ってた。下北の友人も一緒に遊んでたんだと。うらやましいなぁその関係、とか思ったけど、わたしに入り込めるような場所じゃない。
元彼にこだわり続ける理由なんて、それがいろんなことの初めての相手だったからだ。そこさえクリア出来ればーなぁ、あの頃と今は違う。わたしたちも変わった。入れ物も中身も全部違う。