懐かしい光に導かれてあなたは優しく手を振る

フライドチキン食べたらすごく気持ち悪くなった。吐きそうだ。

何か変わるかなと思って夜の町を歩いたところで何もない。本の中みたいな出来事はそう簡単に転がってたりはしない。明るい歌も聞こえない。
頭が痛いからお酒は飲まないし、どうせ弱いからそんなに飲めない。少し肌寒いのにキンキンに冷えたビールなんか飲んだら、風邪をひいてしまう。もうひいてるけど。


逃げたいって思っても、ひとつの点がずっと光ってる。手で隠しても指の隙間から光が漏れてくる。無視したくてもちらちら気にしてしまう。どうせならそういうの全部なくなればいいのに。
深夜にアルバイトすべきなんだろうなあ。帰りたいって思っても帰れなくなるように。寝ても寝なくても次の日になっちゃうんだから、それならお金になるほうがいい。

自分から身を置いたのに、それのせいで身動きが取れなくなってしまった。集団はやっぱり苦手だ。
わたしの好きな人たちは、大抵自由だ。
所属するコミュニティに行動を制限されたくない。所属しなきゃいいだけの話。困った。