深夜の戯言

水の音に体全部を心全部を感覚全部をわたし全部を浸して、そのままゆらゆら漂っていたい。それは夏だから、とかそんなことはまったく関係がない。川のほとりでずーっと流れる音を聞いていたい。海の波の音を聞いていたい。ぽたんぽたんっていう雨垂れの音じゃなくて、鍾乳洞の中みたいな音じゃなくて、流れている音。
サティのジムノペディ第一番を永遠に聞いていたい。たぶんこれは、ぼくのなつやすみ2の影響。


悲しい気持ちになっても、絶望しても、どうにか、這い上がれるなら。わたしは他人を思うことでしか、自分を奮い立たせられない。人間が関わっていないと、不安で仕方がない。それでも、誰かに会うことで幸せな気持ちになって前を向けるなら、文句なんて言ってられない、のだと思う。