カラスの鳴く声と、隣で眠る彼の寝息が混じる。朝だ。空の色はラベンダーで、ほんのりとピンクが見える。マーブルの空、一日で一番きれいな空の色。

上の階に住む人が起きたようで、物音がする。上の階に住む人は、うるさい。毎日何かを床に落としている。気になるほどではない。

たくさんの、でもないけれど、関係を切った。小さなものと、大きなもの。その人たちに関わらなくなったところで、わたしの毎日に大した影響はない。
わたしに対して興味を持たなくなった人といつまでも関係し続けることに、何の意味があるんだろう。相手から拒否するなら、こちらからもお別れを告げよう。誰も困らないし、誰も悲しまない。

想像もしたくない。悲しむのも辛く思うのも嫌だ。誰かに拒否されて、いちいち狼狽えるのはもうやめたんだ。

まだ、整理がついてないんだなぁ。複雑だ。でもさようならをしなきゃ。