知り合いの女子高生が、進路に悩んでいるとかなんとか。親には反抗期真っ只中で、どうせわたしが一番孤独だ、だとか、お父さんお母さんには何もわからない、だとか、そんな感じらしい。あーわたしもそんなことあったなぁと思いながら話を聞いて、大変だなぁご両親、とぼんやり考えていた。お前が一番不幸か、そうか。おめでとう。


今でも、やりたい仕事はある。事あるごとにわたしは「キャンディー屋さんをやりたい」と最近話しているのだけど、そういう、おいしくて甘くて夢みたいなものを売りながら生活したいなぁ、と思うこともある。がしかし、今現在わたしが売っているものだって嗜好品なわけで、そう考えたら別にそんなに悲観することでもないのかなぁと思った。でも、夢物語を売り物にする仕事は、やっぱり憧れを感じる。だからキャンディー屋さんはやってみたいし、今でも遊園地のお姉さんになる機会を窺っている。
女子高生は、アイスクリームでも売ってみたらいいと思う。なんでもやってみたらいいと思う。七つも下の女の子にできないことなんてきっとない。