相対性理論サブカルの代名詞とかなんとか吠えてたあいだにやくしまるえつこは何時の間にかひとりで歌っていて、わたしはそれを聞きながらあの夜のことを思い出して、ほんのりと罪悪感に包まれながら今愛すべきなんとやらを思い、そういえば体調が悪いけど病院に行く時間もないし薬を買うにもお金がもったいない、と言っていたら、薬を買ってくれて、ということが今日まで二回あった。どんな体たらくだと自分を戒めなければいけないのだが、それよりも嬉しさと、相手の出来た人格に感嘆するばかりで、ただただ早く治さなきゃなぁと思うことしか出来ない。

他人のために健康に生きなければという思いが生まれることについて驚きながらも、今日は何を食べようかなぁだとか、やっぱり生きるのはめんどくさいなぁとか、そんなことを考えている。

愛って言うんだぜ。それ。
わたしはまだまだ子どもだ。気持ちが子どもだ。頭が熱い。倦怠感。風邪によるもの。

思いやる、とは。
わたしには出来ないなぁ、まだまだ。