しばらく、じゃないな。もう何年もwebサイトというやつに触れていない。スペースを持っているは持っているけれど、パスワードも忘れてしまったしFTPでファイルを上げる方法もあまり覚えていないし、結局はてなに落ち着いてここで文章を書いて、公開している。


mixiが現れてから、だろうか。わたしがちょうど高校を卒業するぐらいの時期、2006年頃にインターネットの立ち位置がなんとなく変化したように思う。いつの間にか逃げ場(逃げている、というより、遊び場だったかもしれない)(それは人それぞれだけど、だけど確実に別の世界がここにはあった)が消え、現実世界とリンクするようになり、あの頃感じていた「別物」みたいな感覚は消えていた。今ではそれを思い出すのもなかなか困難だ。人は、人に会うことをなかなか緊張しないで簡単に実行するようになった。
携帯でネットにつなぐことが簡単になったからかしら、と思ったけれど、あの頃だってわたしはメール1通でそのときの気持ちを投稿していたし、他人のそれを閲覧していた。現実との境目を作る必要がなくなった、というかなんというか。


そうだな、境界線が存在しないんだ。きっとこの感覚はごく少数の人にしか理解してもらえないし、言葉にするのもなんとなくくすぐったい。いつまでも17歳でいられる場所なんて、わたしが生きている世界には見当たらない。