世界の中心にいるのはわたしだけど、わたしの中心にいるのはわたしじゃない。彼だ。好きとかそういう類のものをあれよあれよと超越し、結局神様みたいになっていた。嫌われないかそれだけが不安で、たとえば今わたしの友人と連絡を取れなくなったとしてもそこまで落ち込まないだろうけど、もう面倒だから関わるのやめて、なんてあの人に言われたら、きっと、確実に、わたしは死ぬだろう。肉体的な死ではなくて、生きた心地がしない、という状態になるのだ。
何をどうしてここまで彼に執着を持つようになったのかいまいちわからないけれど、わたしが今一番大好きで愛してて何でもしてあげたくなるのは彼以外に誰もいない。


去年の初め頃までは、こんなんじゃなかったんだけどな。もう少し引き気味だった。それでも、呼び出されたらどこにでも行っていたけれど。