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Led ZeppelinもThe DoorsもThe Rolling Stonesも、全部友人に影響を受けて聞き始めたんじゃない。親だ。困ったことに彼らの音楽を聞いて思い出すのは一番最初に父親で、その次に母親だ。わたしは父親と語らうべき時間を恐らく思い切り削がれてしまった。もっと話すことがあったはずだ、わたしは父親を罵るために生きているわけじゃない。わたしは父に、教わるべきことがあったはずだ。聞くべきことがあったはずだ。父を憎むべきではない。憎むべきは違うものだ。いや、きっとわたしはそもそも誰のことも憎むべきではないんだろう。許すことが必要だ。
恥ずかしくて、とてもじゃないがそんなことは出来ないけれど。父親ともう、10年近く会っていない。声を聞くだけで悔しくて泣きそうになる。それは悔しいからじゃないのかもしれない。わたしは未だに、父親に対してどういう気持ちでいればいいのかがわからない。