今週に入って二度目の外出をした。火曜日に出かけたときはそこまで夏らしさを感じる気温でもなかったのに、今日の日差しは容赦なかった。日傘を閉じるたびに生地の温度に驚き、この熱を直接頭に浴びている人は倒れてしまうのではと危惧したが、街を歩く人は思ったより日傘をさしていたり帽子をかぶる人は少なかった。もしかしたら、意外に大丈夫なのかもしれない。わたしは日傘なしではもう外出できないけれど。

 

祭りも盆踊りも花火大会もない夏に、何を思えばいいのかわからない。ただコンクリートから照り返される温度を肌で感じながら、不快に思うことしかできない。夏の暑い日に入った喫茶店で、氷がたくさん入ったグラスに注がれるアイスティー、氷が溶けてカランと音が鳴るのを聞くのが好きだったよ。