バイト終わりに呼び出されて、化粧も落ちて髪もぼさぼさなんてひどい状態で会いに行った。30分ぐらい立ち話。最近の話とか、バイトの話とか、ほかの人の話とか、バンドの話とか。ガム持ってない? と聞くと、鞄の中から取り出して一粒だけくれた。目の前には違う大学の後輩がいて、その子にはあげなかった。ケチだな、と思った。人のガムだけど。

昔ほど好きではなくて、でも会ったら嬉しいな、と思うぐらい。なんとなく、離れてみて少しだけ実感したこと。彼はわたしのことが、まあまあ好き。これはきっと、たぶんだけど、でも限りなく確実に近い「たぶん」。

なんて自意識過剰な、夏の終わりだか何なんだかよくわからない今日この頃。