友人は、アルコール依存症だ。恐ろしいほどに酒を飲む。食道が焼けて喉を通して食事することが困難になっても飲み続ける。馬鹿だなぁと思いながら酔っ払いの話を聞くわたしは、もっと馬鹿だ。彼のことを何も馬鹿には出来ない。
普通になりたいと泣いた彼に、本当に普通になりたいのか、と改めてメールで聞いた。今書いている小説がもう少しで終わりそうだ、俺は自分をダメにするものでも俺に服従させる、と言われた。そんなことでアルコールやめたくない、と言われた。
くだらない、と思ったわたしは、間違っているんだろうか。