二人で一緒にいても夜は一人で、自分に生まれた悲しさとか寂しさとか苦しさとか切なさとか、全部ひとりで消化しなくてはいけない。隣で聞こえる寝息に安心したことはほとんどなくて、どちらかというと、わたしが寝るまでちゃんと起きててよ、と思うことが多い。

何歳になっても深夜はどうしても一人で過ごすことになるし、一人で過ごしている最中は大体寂しいし、悲しいし、切ないし、泣きそうになるし、いつになったらこういうのなくなるんだろう。何が原因でわたしはずっとこんななんだろう。なんで抱きしめてもらってないとダメで、腕が疲れたからと離されることへの拒否感が強いんだろう。わたしの中のよくわからないの、どうやったら消えるんだろう。

ねえ、わたしが寝るまでちゃんと起きててよ。